「出来てるか、出来てないかわからない」
よく聞く言葉です。
特に、ご入会されたばかりの方は、緊張と周囲の人との比較して、指導者の言葉もあまり理解出来ずに、ご自分を出来ていない…と自己否定が入り、悲観的になっていらっしゃる方々が多いと感じます。
こういう初心者の方々が継続するかしないか、は指導者の言葉の掛け方が大きく左右します。
指導者自身が開催してるサークルの運営のためにも、また指導委託を受けたスタジオ、スポーツクラブでは運営の貢献するために。
指導者自身が言葉が「言葉は言霊」であり、「触れる手は感情が伝わる」を、見本を示す動きは視覚を通じて8割の情報を「正確を伝える」事を、しっかりと自覚して現場に臨むことが大事。
しかし、全てをいっぺんに理解してもらうことはムリ。
理解して身につくまでに段階があることを伝えると、安心して取り組んで頂けると思います。
守破離と言う言葉を聞いた方も多いと思いますが、
「守破離(しゅはり)」とは、武道、茶道、芸術、スポーツなどにおける修業の理想的なプロセスを3段階で示したものです。
「守」は、師や流派の教え、型などを忠実に守り、確実に身につける段階。ここから修業がはじます。
次にそれを「破」る時期、否定しなければならないときがやってきます。良いものを取り入れ、自分に合った型をつくることにより既存の型を「破る」段階です。
そして最後は師や流派から「離」れて自分なりの独自の表現をする時期がやってきます。新しいものを生み出し確立させていく段階です。
初心者の方々は、この中の「守」の段階にあります。「守」の段階にあるときは、自分の感情…(出来てる、出来てない、難しい…など)を入れず(忘れるようにして).
まず生徒さんは、型を学ぶ(真似る)ことに専念しましょう。
指導者は、色々言い過ぎず、専念して(真似ることに集中)もらうように指導する!
多くの人は、出来てない事を気にして、出来ている事がある事に気づいていないのです。
そこを、逃さずに伝える。
真似るが上手くなって来たことを、どこが上手くなってかたのか、細かく褒める。
小さな成功体験の蓄積。
それが、モチベーションを上げるに繋がっていく。
自分も出来るという自己効力感が生まれてくる。
また、見てもらえてると感じる、この体験をして頂ける事が、これからの指導者の生き残りを図る指導になると思います。
次に「破」に向かう段階
どこをどのように動かしているのか、真似るから自分に集中する段階。
ここが上達する、大事なところ!!
飽きるまでやる。
飽きてもやる。
いまこの瞬間に集中し、何もかも忘れるくらい没頭する。続ける。
ハマるまでやり続ける。
それが、継続になり習慣になり、ルーティンになり身につく。
やった数は経験の数。
そして、その経験数は、
頑張ってるなー自分!と自分で自分を褒めたい気持ちが出てくる。
楽しくなる。
自信がない! 自信がある!
この「自信」(出来てるとかも含め…)は、経験の問題、経験数に裏付けされます。
そこから、「離」の過程へ
もっとこうしたら良いのでは? こうしてみようか…
なぜ?も出てくる。自分で考えるように。
もう自分のものになっている。オリジナルを考える力もついている。
もしかしたら、自分の経験を生かし、これを教えてみたいという気持ちも出てくるかも知れない。
最初から、できっこない、と諦めてる。
出来ない、ところから出来る!になって指導者までになるその経験こそが、初心者の気持ちが分かり、初心者に寄り添う指導者になり、信頼、信用に繋がっていく。
この人に習いたい、そういう指導者がいるスタジオ、ジムにいきたいとなる。
あそこ良いよ〜〜! あの指導者良いよ〜〜!と。
これからは、月謝や会費が安いという、
お金よりも「信用」が価値を持つ時代が始まっていると感じています。
そういった、守破離を指導テクニックとして学ぶ講座を
10月に開催したいと企画しています。
ご興味ある方は、メッセージくださいね。
いち早く情報お伝え致し、早割価格で受けて頂けるように
にしたいと思ってます。
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